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AutoCAD互換の無料2次元CAD Draftsight

以前、AutoCAD互換のソフトを試してみた でAutoCAD互換ソフトとして安価なBricsCAD等を紹介しましたが、今はDraftSightという無料のAutoCAD互換2次元CADが出ていますのでご紹介します。

Draftsight完全に無料で使えるソフトで、業務に使ってもライセンス上問題はありませんし、印刷ができないとかの機能制限もありません。無料といっても出所が怪しいソフトではなく、3次元CADのソリッドワークスを作っているダッソー・システムズ製ですので安心して使っていいのではないかと思います。

ダッソー社の戦略としては、まずは無料の2DCADでダッソー社製ソフトの良さを知ってもらって、3DCADが必要になったらsolid woks等を購入して欲しいとの目論見のようで、Windows版(XP,Vista,7)だけではなく、Mac版やLinux版も用意されています。

DraftSightのダウンロードは以下のページから可能です。
http://www.3ds.com/products/draftsight/download-draftsight/

以下、BricsCADの概要紹介

  • AutoCADのコマンドがほぼそのまま使えます。
  • AutoCAD2012とは比較にならないくらい軽快に動きます。
  • 対応ファイルは、R12形式から2010形式まで新旧のDWG・DXFをほぼ網羅しています。
  • Scriptファイルや簡単なDIESEL式によるマクロは使えます。
  • LISPやC++などで凝ったカスタマイズをしたいかたは、有償ライセンスを購入するとAPIにアクセスできるようになるようです。
  • ペン設定などもAutoCADと同じものが使えます。
  • もちろん日本語名のファイルを扱えますし、ヘルプも設定も最初から日本語化されています(ZWCADあたりとは違います)。
  • UIはリボンではなく、ボタン式です。

2次元でしか設計しない方、かつ、ほぼノーマル状態のAutoCAD LTを使用している方でしたら、もうAutoCAD LTのバージョンアップはやめて、これに乗り換えるのを検討されていはいかがでしょうか。

 

スプラインをポリラインに変換する

AutoCADのデータは、ArcMapで「データの追加」から簡単に読み込むことができるのですが、ときどき、コンターなど認識してくれない線があったりします。

その原因の多くは「スプラインが使われている」事です。

ArcGISはスプラインをサポートしていませんので、元のCADデータにスプラインが使われている場合は、AutoCAD等で、そのファイルを「R12形式のdxf」に保存しなおせば、ArcMapでも表示可能になります。

ただし、splineがポリラインに近似変換されるため、データ量が非常に増えます。

AutoCAD互換のソフトを試してみた

AutoCAD2010では、またdwgフォーマットが2010形式という新たなものにかわったそうです。

私の仕事している業界ではAutoCAD LTを使っている企業が多いのですが、数年後とのバージョンアップでファイル形式の互換性が失われるため、外部とのデータ交換にしばしば困ることのあるCADソフトです(旧バージョン形式でも保存できますが)。

ArcMapにも言えることですが、劇的な機能向上が無いのにもかかわらず高い料金で毎度毎度バージョンアップするのも難しいため、AutoCADと互換性のあるCADソフトの体験版をダウンロードして試してみました。

[参考価格]
AutoCAD レギュラー版 62万円
AutoCAD LT 20万円

結論から書くと、2010形式に対応したソフトはありませんでした。2010形式のファイルを変換するには、当面の間はDWG TrueView2010を使うしかなさそうです。

ただ、調べてみるとAcadLTよりも格段に安く入手可能なのに、普通にdwg・dxfを読み書きできるだけではなく操作性も含めたほぼ完全互換、ラスタ読み込みや各種カスタマイズ、3Dレンダリングなども可能と魅力的な低価格ソフトが多数ありました。

個人的に気に入ったのは、一番動作が機敏だったBricsCAD V9 Classicです。もし、普段AutoCADを使っている方で、新しいソフトを使うための予算や学習時間を最小限にしたい人はZWCADの導入は検討に値すると思いますが、こちらはパクリっぽいのが気になります。

BricsCAD V9

  • ○AutoCADを使える人ならほとんど問題なく使える。
  • ○キビキビした動作で安定して動く。
  • ○dwgファイルは2007形式までOK。2010形式は未対応。
  • △ショートカットキーは同じだが、メニューの並び方やプロパティ画面などが違っている。
  • △LISPやARXによるカスタマイズも可能。DIESEL式も一部可能だがマクロ記録はいまいち動かない。

[ひとこと]
次に購入するならこれかな、と思った。

[価格]
Bricscad V9 Pro:7.9万円、3D機能あり
Bricscad V9 Classic:5.9万円、3D機能あり、VBA不可

ZwCAD

  • ○AutoCADを触ったことのある人は、まったく違和感なく使える。というかAutoCADでは無いことに気付かない人もいそう。
  • ○機能、見た目、ショートカットキー、プロパティ画面、何から何までAutoCADそっくり
  • ○dwgファイルは2007形式までOK。2010形式は未対応。
  • △LISPやARXによるカスタマイズも可能、マクロ記録はいまいち動かない。
  • △基本的にサクサク動くが、保存時はちょっともたつく
  • △残念ながらヘルプは日本語化されていない箇所が多い(英語のまま)
  • △中国製

[ひとこと]
Autodesk社製でないのが驚きなぐらい、AutoCADとの違いがわからない。。。

[価格]
ZWCAD2009 PRO:8.0万円、3D機能あり
ZWCAD2009 PLUS:6.5万円、3D機能なし

LiteCAD

  • ○フリーソフト
  • ○インストール不要でUSB起動可能
  • ○shapeファイルを入出力できる
  • ○dwgファイルは2007形式までOK。2010形式は未対応っぽい。
  • △ラスタ読み込みもできたが、作図は2次元まで。
  • △日本語化されてない
  • ?上記公式サイトから直接ダウンロードできませんが、右クリックしてソースを見たらファイル名(litecad.zip)がわかります

[ひとこと]
AutoCADに見た目は似ていてるけど、仕事に使おうとは思えなかった。
どうやってレイヤ操作するんだろ。

——-
以下、体験版のインストールはしてないけど、ちょっと調べてみたソフト

IJCAD7

  • ○オプション購入で建築・土木・電気・機械系コマンドを追加できる
  • ○jwcadのデータが読める
  • ○dwgファイルは2007形式までOK。2010形式は未対応。
  • △体験版をダウンロードするためにユーザー登録後にログインしなおす必要があり面倒

[ひとこと]
昔のIntelliCADの不安定イメージがあって気が進まなかった

[価格]
IJCAD 7 Pro:10.5万円、3D機能あり
IJCAD 7 Plus:5.8万円、3D機能なし
IJCAD 6 Architectural:15.8万円、3D機能なし、建築系コマンド追加
IJCAD 6 Civil:15.8万円、3D機能なし、土木系コマンド追加
IJCAD 6 .SXF:10.3万円、sxf対応
IJCAD 6 Electrical:15.8万円、3D機能なし、電気系コマンド追加
IJCAD 6 Technical:15.8万円、3D機能なし、機械系コマンド追加

XcellicCAD V6

  • ○安い
  • △dwgファイルは2004形式までしか対応してない。
  • ×公式サイトが2005年で更新をやめているので、今後の対応も望めない

[価格]
XcellicCAD v6 Standard:3.8万円、3Dはサーフェスまで
XcellicCAD v6 Professional:7.7万円、3Dレンダリング可

DWGデータの無料変換ツール

以前、DWGTrueViewというソフトについて記載しましたが、さすがAutodesk謹製だけに確実にファイルフォーマットを変換できて良いのですが、ダウンロードするのも大変(ファイルサイズ200MB以上)で、インストール後も動作が遅くてイライラしていました。

そこで、DWG TrueViewよりもお手軽にファイルフォーマットを変換できるソフトがありましたので、ご紹介します。

EveryDWG

R12形式から2007形式にまでの幅広いdxf,dwg,dxbファイルに対応し、ファイルサイズがたったの3MBです!しかも、インストール不要(解凍するだけですぐに使える)というのも嬉しいですね。ただし、現時点でDWGのバージョンは「2007形式」まで対応しています。

この変換ツールは、CADフォーマットの標準化およびCADデータ変換ツールのオープン化を進めている非営利団体ODA(Open Design Alliance)によって作成されていますので、今後のdwgバージョンアップにも対応してくれそうです。

AutoCADやイラストレーターでMSゴシックが表示されなくなった場合の対処法

WindowsXPを使っていて、WindowsUpdateで『MSゴシック&MS明朝JIS2004対応フォント(KB927489)』を実行していませんか?

文字を入力しているはずなのに空白になってしまう方は、上記アップデートを削除すると改善されるかもしれません。

削除の仕方は、Windowsのコントロールパネルから、プログラムの追加と削除を起動し、『□更新プログラムの表示』にチェックを付けると、『MSゴシック&MS明朝JIS2004対応フォント(KB927489)』が表示されますので、削除してください。

AutoCADで属性を指定して文字や線を選択する

人から貰ったdxfデータなどを利用する場合、たまに全ての線や文字を同じレイヤ上に描かれている図面があります。

そのような図面を使って、文字だけ削除したいとか、赤い線だけの線種を変えたいなど、特定の属性を指定して選択したい場合、どのようにしていますか?

FILTERやQSELECTコマンドを使うと、特定の線や文字の色・種類、ブロック、寸法、長さなどを指定して選択することが可能です。

古いバージョンのAutoCADをアンインストールしたいけどコントロールパネルに表示されない場合の対処法

複数のAutoCADをインストールしていると、なぜか古いバージョンがコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」に表示されなくなることがあります。

そのような場合、Safarpというフリーソフトを使うと便利です。

●Safarpとは?
Windows XPの“プログラムの追加と削除”といった、Windows標準のアンインストール画面よりも軽快に動作するアンインストールソフト。
各ソフトをアンインストールするときは、インストール済みソフトの名称をリスト上でダブルクリックすればよい。
また何らかの原因でアンインストールされずに残ってしまったソフト名称を、右クリックメニューでリストから恒久的に削除することも可能。

http://wistinga.online.fr/
インストール不要なので、お気軽におためしください。

DMデータをdxfに変換したい

ArcGIS9.2には、標準で『国内データ変換ツール』がインストールされますので、デジタルマッピング成果(dmデータ)をシェイプファイルに変換するのは簡単にできます。
DMデータをArcGISだけではなく、AutoCAD等でも使いたい場合、DXFファイルに変換すると利便性が向上します。

ちまちまとエクスポートを繰り返しても良いのですが、一括でDXFファイルに変換できるCreate DXF file from feature layer in ArcMapというArcScriptを紹介いたします。

 【インストール】

まず、 http://arcscripts.esri.com/details.asp?dbid=15146 よりファイルををダウンロードし、解凍したファイルを適当なフォルダに保存します。

次に、ArcGISを起動し、ツール>カスタマイズ とすすみ、コマンドを『ファイルから追加』します。

【使い方】

変換したいシェイプを選択して、ExportDXFボタンをクリックするとファイル名を指定するダイアログが出てきますので、適当な保存場所を指定するだけで綺麗にレイヤ分けされたdxfが作成されます。

ただし、pointとpolylineは上手く変換されるのですが、polygonとラベルは一手間かけないと変換できません。

【ポリゴンをDXFにするには】

ポリゴンを上記ツールで変換しようとするとエラーが出ますので、『ジオメトリ変換ツール』を使ってポリラインに変換します。

ジオメトリ変換ツールをダウンロード。

【ラベルをDXFにするには】

ラベルをDXFに変換しないことには、道路名や標高などが良く分からない地形図になってしまいますので、是非とも変換したいところです。

まず、ArcCatalogを使って適当なジオデータベースを作成しておき、そこにラベルのデータ(アノテーション)を保存します。ラベルはアノテーションに変換し、ジオデータベースに保存することで、dxf変換の対象となるようです。

なお、このデータベースは、dxf変換が終わったら消去しても構いません。