ArcGIS

ArcToolboxを使いこなそう

ArcToolboxとは、便利な解析などのツールがまとめられた道具箱であり、ArcCatalogやArcMapから赤いアイコンをクリックすると出てきます。ツールボックスの中に色々なコマンドが埋もれていますが、慣れないと目的とするツールがどのカテゴリにあるのか見つけづらいですよね。

よく見ると、ArcToolboxウィンドウの一番下に[お気に入り] [インデックス] [検索] [結果]というタブがあるのですが、気づいていない人が多いと思います。お気に入りや検索を駆使すると、作業効率がグッと上がりますので、お試しください。

[お気に入り]
その名の通り、ブックマークのように使うことが出来ます。
インストール直後は、コマンドが山のように登録されているため分かりにくいですが、お気に入りのツールだけをまとめると、作業効率がとても上がります。
[お気に入り]に関しては、せめて、ライセンス上使えないコマンドくらい最初から隠れていると使いやすくなるのですが…。例えば普通のライセンス(ArcVIEW)だとカバレッジツールなどは使えません。

[インデックス]
コマンドが、abcdあいうえお順に並んでいます。コマンドが分かっていないと使いにくいです。

[検索]
その名の通り、コマンドを検索できます。
お気に入りの何処に入っているか分からなくても、コレがあれば大丈夫です。

[結果]
操作ログが記録されています。
不要なログが溜まっていたら、右クリックして削除可能です。

ArcGIS

アノテーションを表示したり消したりする

ArcGISで後から集計や解析等をする必要が無く、ただ単に印刷用資料に説明書きや写真などを挿入したい場合、シェイプファイルよりもアノテーションを使った方が手っ取り早くて簡単な場合があります。

ただし、シェイプファイルのようにレイヤ表示をON・OFFする機能が見あたりません。シェイプファイルを表示したり消したりする場合には、以下の手順が必要です。

1.事前準備

メニューより
表示>データフレームプロパティ>アノテーショングループ
「新規グループ」ボタンより新しいアノテーショングループ(保存する箱・レイヤみたいなもの)を作ります。例えば、「レイヤ1の補足説明」という名前にします。

出来上がった「レイヤ1の補足説明」をダブルクリックすると、関連づけられたレイヤという欄がありますので、表示を連動したいレイヤ(ここではレイヤ1とします)を選びます。

2.これから描くアノテーションをレイヤに関連づける

ツールボックスより、
図形描画>図形の調整>作業中のアノテーションの保存先
「レイヤ1の補足説明」を選びます。
あとは、普通に追記したいこととかを描いてください。

一度描いてしまった場合は、切り取り>貼りつけでレイヤを変更できます。

3.レイヤ表示を消す

上記1~2で関連づけが終わってますので、「レイヤ1」の表示を消せば、「レイヤ1の補足説明」グループに描いたアノテーションは非表示になります。
なお、この手法は、テキストや線・面だけではなく、写真などでも使えます。
図形描画ツールボックスで作図したものや、メニュー>挿入から読み込んだ写真や表、ラベルをへんかnなどが上記アノテーションとして該当します。

ArcGIS

Index polygonを作るArcScriptの紹介

以前、複数のラスタの配置図を作るという記事でインデックスポリゴンの作成方法を紹介しましたが、もっと使いやすいArcScriptが公開されていましたのでご紹介します。

Create Raster Index Shapefile

インストールは、インストーラーがついていますので、setup.exeをダブルクリックし、インストール先フォルダを選択するだけです。

ボタンを表示するには、
ツール>カスタマイズ>コマンド>Query Tools>Create Raster Index Shapefile
とすすみ、適当な所にボタンを配置します。

設定は以下の通り、誰でも分かる簡単な内容です。

  • Input Folder:ラスタが入っているフォルダを選択
  • Output Shapefile:保存先及び名前を指定
  • Process Subfolders:サブフォルダも検索してくれます
  • Project polygons WGS84:座標系をWGS84に変換してくれます

あとは、Create Indexボタンを押せば、サブフォルダにあるラスタデータも全て統合した、使いやすいインデックスポリゴンを作成してくれます。進捗率だけではなく、どのファイルを処理中かも表示されますので、本当に作業中なのか不安になることがありません。

で、出来上がるシェイプファイルも扱いやすい。ジオメトリが壊れているのでそのままでは使えなかったり、パス名が長いと途中でパス名が切れてしまうような、困った仕様ではありません。

属性テーブルも扱いやすいです。

  • Shape:当然Polygon
  • NAME:ファイル名
  • PATH:ファイルの保存先(ファイルパス)&ファイル名
  • FORMAT:ファイル形式(TIFFとかJPEG)
  • COMP:圧縮タイプ(無圧縮ならNone)
  • PYRAMID:ピラミッドの有無(作成済みだとTrue)
  • BANDS:バンド数
  • PIXEL_TYPE:画素タイプ(8ビットとか)
  • SP_REF:そのラスタが設定されている空間参照
  • UNIT:単位
  • SIZE_X:ピクセルサイズX(X方向の画素数)
  • SIZE_Y:ピクセルサイズY(Y方向の画素数)
  • COLS:何かを基準にした列数
  • ROWS:何かを基準にした行数
  • X_MIN:X座標の最小値
  • X_MAX:X座標の最大値
  • Y_MIN:Y座標の最小値
  • Y_MAN:Y座標の最大値

これだけの情報がリスト化されていれば、属性で表示すべきラスタをフィルタリングしたり、ハイパーリンクを付けたりが容易ですね。コレは、誰にでもお勧めできて、ぜひ常用したいArcScriptです。

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Google Map ストリートビュー

GoogleMapにストリートビュー機能が追加されました。
http://www.google.co.jp/help/maps/streetview

地図の右上にストリートビューボタンがあるので、クリックしてみましょう。360度パノラマ的画像で現地の様子を見ることが出来ます。

写真はマウス操作で動かすことができ、建物を見上げる形での表示や拡大表示も可能。写真はグーグルが実際に道路を車で走行して撮影したもので、現時点では、札幌、小樽、函館、仙台、東京、埼玉、千葉、横浜、鎌倉、京都、大阪、神戸の12都市に対応しています。

無防備な歩行者や住宅等が多数撮影されているため、プライバシー面でどうかと思いますが、技術的には凄いですね。サーバーはどうなっているんだろう。世にあるGISサーバーの通信の遅さを考えれば、異常な量のデータを超高速に捌いてますよね。

また、いつから追加されていたのか分かりませんが、「地形」機能も追加されてました。地味な機能なので世間では騒がれていないようですが、彩段図が凄く見やすくて綺麗です。個人的には、この機能追加の方が実用的で嬉しかったりします。

ストリートビューは面白い試みではあるのですが、幹線道路や観光道路はともかく一般の生活道路まで激写されたのでは、おちおちパジャマで外出さえもしづらくなるので、個人的には簡便してくれという気になります。

ArcGIS

オーバーフローアノテーションエラーの対処法

ArcGISで綺麗にレイアウトを行うために、ラベルの配置位置を微調整する場合があります。ラベルを自由に移動できるようにするには、レイヤを右クリックすると出てくるメニューより「ラベルをアノテーションに変換」を実行します。

ただ、これがくせ者で、全て変換されない場合があるのです。その時に表示されるエラーダイアログが「オーバーフローアノテーション」です。

このエラーダイアログには、配置できなかったアノテーション(ラベル名)がズラズラと表示されていますので、一つ一つ選択して右クリックし、「アノテーションの追加」を実行してください。

ArcGIS

超高速3次元データビューアー

航空レーザー測量により取得したデータは、広範囲の標高をある程度正確に取得できて大変有用なのですが、ノーマルのArcGISでは描画が遅くイライラします。

そこで、3次元の点の集まりであるレーザープロファイラデータの処理に特化したフリーソフトの紹介です。また、同サイトでは、xyz座標が記載されたcsvテキストファイルをASCII Gridに変換するフリーソフトも公開されています。ArcGISのプラグインではなく、単体で動くソフトです。

このソフトが無料とは信じられません。これはすごいです。

以下に紹介するどちらのソフトも、日本語化されていませんが、ごくごく簡単な英語なので、誰でも使えます。また、ライセンス取得等も必要がないので、ソフトをダウンロードしたらすぐに使えます。インストール自体は、特にオプションはないので迷わず行えます。

■超高速3次元ポイントビューアー
LViz – LiDAR / ALSM 3D Visualization tool
http://lidar.asu.edu/LViz.html (LViz-1.4.1.1.exe)

●LVizの使い方

  1. x,y,z座標が記載されたテキストを用意します。
  2. LVizを起動します。
  3. メニューの『Import』から、『Import Multi-Column Point Cloud File』を選択
    Filename > 座標を記載したファイルを指定
    File Delimeter > csvファイルの区切りを指定
    Get Headersをクリック
    X,Y,Z > 表示したい列を選択する。csvファイルにidとかが記載されている場合は、適宜指定する。
  4. Importが終わると、ArcGISやAutoCADでは考えられないような描画スピードで、膨大なポイントデータを表示してくれます。

■テキストからラスタ(ASCII Grid)に高速変換するソフト
GEON Points2Grid Utility
http://lidar.asu.edu/points2grid.html (GEON-points2grid-Utility-Setup-v1_3.exe)

●GEON Points2Gridの使い方

  1. x,y,z座標が記載されたテキストを用意します。
  2. GEON points2Gridを起動します。
  3. いきなり入力ダイアログが表示されるので、適宜入力する。
    Input File > 上記テキストを指定
    Grid Type > Min,Max,Mean,IDW,Point Countのうち好きなのを選択
    Algorithm Parameters > Grid Resolution 例えば10mメッシュが欲しければ10と入力
    Search Radius Value 特に変更不要
    Output Directory > 出力先フォルダを指定
    Output File > ファイル名を指定
  4. あとは、OKボタンを押すだけで、あっという間にラスタ変換が終わります。

これでフィルタリング処理もできれば最高ですが、フリーソフトでここまで出来れば文句ありませんね。

ArcGIS

AutoCADで言うところのオフセットをしたい

ArcGISにはオフセットというコマンドがありません。
ただし、機能が無いかというと、コマンド名が違うだけです。

ArcGISのツールバーより、

  1. エディタ>編集の開始
  2. オフセットしたい線を選択
  3. 『平行コピー』を選択
  4. 距離(長さ)やサイド(オフセットする方向)を指定すれば、OKです。

『平行コピー』という名称からは、オブジェクトを平行にコピーするだけの機能と受け取ってしまいますが違います。
AutoCADのオフセットコマンドのように、指定したポリラインから一定の距離を保ちつつ、元のポリライン形状と同じようなポリラインを作図してくれます。

平行コピー機能に気づかないと、ポリラインをバッファ処理して、ジオメトリ変換ツールでポリラインに直して、余計なところを削除、、、とかやってしまいそうですね。

ArcGIS

フリーのGISソフトQGIS(Quantum GIS)を試してみる

QGISは、シェイプファイルやラスタファイルを扱える、割と扱いやすいオープンソース(フリーソフト)のGIS(地理情報システム)です。

QGISの特徴としては、以下のような事が言えます。
・フリーソフトなので、ライセンスが不要。
・見た目がESRI社のArcGISに似ているので、ArcGISが使える人は直感的に扱いやすい。
・ArcExplorerよりも動作が安定して高速、また編集も可能。
・GRASSというGISの機能の一部をプラグインとして使用することができる。
 ※GRASSもWindowsにインストールできますが、日本語化されていませんし、QGISの方が見た目が綺麗でとっつき易い。
  QGISに慣れてからGRASSを扱うと良いのではないかと思います。

まずは、使えるようにしてみましょう。

1.公式ページにアクセス
http://qgis.org/

2.ダウンロードページを開く
http://download.qgis.org/downloads.rhtml

3.PlatformがWindowsになっているファイルをダウンロード
 (Macを使っている方はPlatformにMacを選択する)
http://download.osgeo.org/qgis/win32/QGIS-0.10.0-Setup.exe

4.インストールは、上記ファイルをダブルクリックするだけでOKです。

■扱えるファイルについて

扱えるベクタファイルは、OGRというライブラリによりサポートされており、GIS処理でよく用いられるShapeファイル、Mapinfo Fileなどを扱えます。詳しく知りたい人は以下URLで確認してください。
http://www.gdal.org/ogr/ogr_formats.html

ラスタファイルはGDALというライブラリによりサポートされており、GIS処理でよく用いられる、GeoTIFF、USGS ASCII DEM、ArcSDE Raser、ArcInfo ASCII Gridなどを扱えます。詳しく知りたい人は以下URLで確認してください。
http://www.remotesensing.org/gdal/formats_list.html

■日本語の扱いについて

QGISでは、日本語(マルチバイト文字)を含むファイルについても、普通に扱うことができます。
ファイル名が日本語でも問題ないですし、テーブル名に日本語を使っていても問題ありません。

QGISのメニューやダイアログは一部日本語化されていますが、英語の表示となっている箇所が多数あります。
難しい英語は少ないので何とかなると思いますが、若干古いですが以下のページにQuantumGISのユーザガイド日本語訳PDFがありますので、必要ならご確認ください。
http://ebisushi.srv7.biz/

■測地系について

ArcGISとは異なり、配置したシェイプファイル等の測地系を自動的に認識してくれません。そのため、配置したオブジェクト同士の位置関係が変なときは、測地系があっているか確認してください。

●GRASS
最新版のGRASS6は以下のページよりダウンロードできます。
http://grass.itc.it/
※windows版があります

GRASS5であれば、日本語版を以下のページよりダウンロードできます。
http://www.orkney.co.jp/product/grassgis
※Linux版のみです