GISでは、いろいろな投影法を使って地図を表現できるため、同じデータであっても投影法によって、地形の見え方が変わってしまいます。
小学校などで習ったメルカトル図法や正距方位図法などを思い出すと、地球を表現するためにいろいろな手法があり、手法によって大陸の見え方が異なる事が分かりやすいかと思います。
GISにおいても、投影法が適切でないと「縦横比があっていない」「なんで歪んでいるんだ?」と感じる地形図になってしまいますので、地図の縮尺にあった座標系データを指定しましょう。
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シェイプファイルやラスタなどに投影座標系が指定されていない場合、正しい位置に配置するには、それと思われる座標系を指定するのですが、扱える座標系がなまじ多いため、階層が深く探しにくいです。
じつは、ArcCatalogでは、測地系をコピーしたり削除したりできますので、よく使う座標系は、すぐに選択できるように複製しておくと作業効率を上げることができます。
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昔と今で地形がどの程度違うのかを比較する場合、写真と地図のどちらを使っても比較することが出来ますが、写真の場合は位置あわせが面倒なので、私の場合は古地図を使います。
昭和初期の古い地形図は、国土地理院より購入することができます。
国土地理院(旧版地図)
http://www.gsi.go.jp/MAP/HISTORY/5-25/index5-25.html
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ArcGISでは、画面の見た目を自由に回転させることが可能なのですが、一つのマップファイルに様々な測地系のシェイプファイルが混在している場合、画面を回転させてもラスタが一緒に回転してくれません。
ですので、一時的に画面に表示させているレイヤー全てを、一時的に画像の測地系にあわせることが必要です。
<手順>
表示 → データフレームプロパティ
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ちょっと無理矢理ですが、以下の方法で調べることができます。
- excelで、XYを記載したcsvファイルをつくる
- csvファイルを読み込んでメッシュの端点を作る
- UTM座標系(JGD2000)に変換
ArcToolbox>Data Management Tools>プロジェクトとトランスフォーム>フィーチャ>投影変換 - XとYの座標値をフィールド演算をおこない、テーブルに入力する。
» 続きを読む ... 現場で写真を撮影したものの、年月の経過とともにどこを写しているのか、場所が分からなくなることがあります。写真自体に場所が保存されれば便利だと思いテストしてみました。
デジカメの画像にはExif情報というものが埋め込まれており、その中にGPS座標も保存することが可能です。
最も簡単な方法としては、au等のGPS機能付き携帯電話で撮影することです。GPS座標が埋め込まれたjpeg画像は、カシミールへ画像をドラッグすると、正確な位置に表示されます。現場のスナップ写真で、わざわざファイル名を変えるのも面倒なときや、明確な目印が無くて地形図上に位置を落とすのが難しいときなどに、力を発揮するのではないでしょうか?
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AutoCADで作った図面には、座標はついていますが、測地系とういうが概念がありません。
そこで、ArcGISで正しく配置するためには、測地系を定義してあげる必要があります。
- Arccatalogから座標を設定したいファイルを右クリックし、プロパティを表示させる
- 空間参照タブ→編集をクリック
- 座標系タブ→選択をクリックし、座標系を選択する
» 続きを読む ... 国土基本図や森林基本図は平面直角座標系で書かれています。
国土基本図は横4km・縦3kmですが、森林基本図の大きさはバラバラですので、1km間隔のメッシュを作成し、そのメッシュに合うようにレイアウトしなくてはいけません。
たとえば旭川周辺の場合12系ですので、ArcGISのファイル(mxdファイル)をJGD2000の12系にします。座標(0,0)を基準として、国土基本図用であれば@(4000,3000)のメッシュ、森林基本図用であれば@(1000,1000)のメッシュを作ります。原点は(0,0)でも(-40000,-30000)でも、(0,0)が基準になっていれば良いです。
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