AutoCADで作った横断図等の座標一覧表をつくる
AutoCADの持っているカスタマイズ機能を駆使して、LISPやVBAなどによるマクロを作ってもよいのですが、AutoCADのLT版でできる、手軽で手っ取り早い方法を紹介します。
手順を書くと長いですが、操作自体はクリックしまくるだけなので簡単です。
■AutoCADでの操作
1.各断面をポリラインにして、繋げる
2.要に応じて、DLを分かりやすい高さに移動させる
(やらなくても可。やった方がデータを見やすくなる)
3.河道の中心線に目安となるxlineを引く
(やらなくても可。やった方がデータを見やすくなる)
4.logfilemodeを1にする
(LOGFILEPATHに、全ての操作を記録したファイルが作成されます)
5.●SPほにゃららと打ち込む
(ログファイルを見やすくするため)
6.UCS原点をDLとxlineが交差する点にセットする
(UCSツールバーを表示させて、原点ボタンをクリックするだけ)
7.横断線を選んでlistを表示
8.(5~7)を断面の数だけ繰り返す
その際、毎度毎度●SPほにゃららを打ち込むのは面倒なので、
十時キーの上を2回押す>BSキーを押す>新しい数字を入力
とすると、楽です。
9.全ての断面のlist取得が終わったら、logfilemodeを0に戻す
■出来上がったテキストファイルの操作
1.秀丸などの「正規表現」が使えるソフトでlogファイルを開く
2.置換で、以下の文字列を消す
(^\n|^(?!コマンド: ●.*)(?!.*点の位置.*).*$)
3.置換で、以下の文字列を消す
(コマンド: |X=|Y=| Z=.*| 点の位置 |^ *|)
4.置換で、以下の文字列を,に置換する
( +)