TINやラスターから断面データを取得する

    EZ ProfilerというArcScript(フリーソフトみたいなもの)を紹介いたします。

    EZ Profiler for ArcMap 9.x
    http://arcscripts.esri.com/details.asp?dbid=13688

    このプログラムはArcMapの機能を拡充させるためのプラグインで、Spatial Analystや3D Analyst等のエクステンションが無くても、polyline、grid、TINなどからデータを取得できるようになります。

    TINやラスターデータから線分に沿った値を取得し、グラフ描画やエクセルへのエクスポートの出来るツールで、複数のレイヤからもまとめて取得することも可能。

    【インストール】

    メニューより、
    ツール > カスタマイズ > コマンド
    とすすみ、『ファイルから追加』をクリックし、『profile91.dll』を選択。

    そうすると、『Easy Profiler 9.1』ツールバーがArcGISに追加されます。

    【アンインストール】

    アンインストールするときは、付属の『EZPuninstall.bat』を実行してください。

    【使い方

    PSボタン
    細かい設定を行うためのボタン

    Choose one method and input the value
    > pointを発生させる個数の設定

     Specify the number of points along the profile
     > 指定した線などを等分割してポイントを発生させたい場合に選択

     Specity a set interval distance along the profile
     > 指定した距離でポイントを発生させたい場合に選択

    Graph Properties
    > グラフの設定

    Make Profile From
    > 解析の対象とするレイヤが1つかどうか
     既存polylineに沿ってラスタの値を取得したい場合などは、Multiple Layersを選択

    Dボタン
    ラスタ又はTINの上に、自由に線を書いて、ラスタから取得した属性値を持ったpointシェイプファイルを作成します。
    使い方は押せば分かります。

    mボタン
    既存のポリラインに沿ってラスタから取得した属性値を持ったpointシェイプファイルを作成します。
    使い方としては、既存ポリラインを選択してからボタンを押します。そうすると対象とするレイヤのダイアログが表示されますので、解析の対象とするレイヤを選択します。

    Eボタン
    選択したレイヤのテーブルをExcelに出力します。ArcGISの標準機能でexport等を行うよりも楽チンです。

    その他細かいことは、zipファイルに入っているマニュアルに記載されています(英語ですが)。