大量のポイントデータを元にメッシュデータを作成する

    ArcGISでは、大量のデータを含むシェイプファイルを扱うと、動きが緩慢になったり、下手すると勝手にソフトが終了してしまったりします。

    そこで、大量のデータを扱う場合は、ラスタに変換すると良いでしょう。

    まず準備として、『Spatial Analyst』でpointファイルをラスタに変換します。
    また、適当なサイズのメッシュを『タイルポリゴン作成ツール』により作成します。さらに、各メッシュに適当なゾーンフィールド(ID番号のコピーで良い)を作ります。

    ArcToolBoxより、
    Spatial Analystツール > ゾーン > ゾーン統計
    を起動

    入力ラスタ、またはフィーチャーデータ欄
    >メッシュファイル

    ゾーンフィールド
    >最初に作ったフィールド

    入力値ラスタ
    >最初に作ったラスタ

    統計情報の種類(オプション)
    >自分が必要とする情報を選ぶ。
     MEAN = 平均値
     MAJORITY = 最頻値
     MAXIMUM = 最大値
     MEDIAN = 中央値
     MINIMUM = 最小値
     MINORITY = 最も頻度が低い値
     RANGE = 最大値と最小値の幅
     STD = 標準偏差
     SUM = 合計
     VERIETY = ユニークな値の数

    として、OKボタンを押す。

    そうすると、メッシュの大きさが1つのセルになったラスタが作成されます。

    ArcToolBoxより、
    Spatial Analystツール > ゾーン > ゾーン統計をテーブルに出力
    を起動

    入力ラスタ、またはフィーチャーデータ欄
    >メッシュファイル

    ゾーンフィールド
    >最初に作ったフィールド

    入力値ラスタ
    >ゾーン統計で作ったラスタ

    として、OKボタンを押す。

    そうすると、ラスタのセル毎に平均値などが算出されたテーブルが作成されますので、そのファイルをマップに追加してください。

    ここまで来たら、あとは『最初に作ったメッシュ』に『ゾーン統計で作ったテーブル』をテーブル結合すると、膨大な数のデータをメッシュ毎に集計した結果を知ることができます。