カテゴリー別アーカイブ: ArcGIS

FOSS4G Hokkaido 2015に参加してきました

QGISをはじめとした、FOSS4G(Free Open Source Software for Geospatial)のイベントが近場であったため参加してきました。

お時間を頂いてLT発表をしてきましたので、資料をここにも置いておきます。

GISで作ったデータを3Dプリンターで出力したいという方がいらっしゃいましたらご参照ください。

 

年間1万5千円の個人向けArcGIS

ESRIより個人向けのArcGISライセンスが安価で販売されるようになりました。

www.esrij.com/products/arcgisforhome/homeuse.html

  1. ArcView
  2. ArcGIS 3D Analyst
  3. ArcGIS Geostatistical Analyst
  4. ArcGIS Network Analyst
  5. ArcGIS Publisher
  6. ArcGIS Schematics
  7. ArcGIS Spatial Analyst
  8. ArcGIS Tracking Analyst

上記ライセンスが1年間つかえて1万5千円とのこと。

ArcGIS for Home Use は、ArcView および エクステンションを1年間15,000円(税別)でご利用になれる個人向けのプログラムです。 ArcGIS に関する知識をさらに深めたいなど、ご自宅でのArcGIS の個人学習にお役立ていただくことができます。(※ 本プログラムの利用範囲は非商用の個人利用に限定されます。業務でのご利用はできません。)

QGISなどの無料GISが手軽に使え、かつ機能も向上しつつあるため、どうしてもArcGISが必要という場面が少なくなってきていますが、どうしても自宅でArcGISの勉強をしたいという方は購入されてはいかがでしょうか。

 

 

CADデータをShpファイルに変換する

CADデータをArcMap上に表示させるだけであれば、普通に「データの追加」をするだけで表示可能なのですが、ArcMapではCADデータの編集機能がないため、編集するためにはShapeファイル等に変換する必要があります。

AutoCADのデータをArcGISのファイル形式に変換する方法はいくつかありますが、一例を示します。 続きを読む CADデータをShpファイルに変換する

ArcGISの標準機能に物足りなくなったらSpatialAnalystを

ArcGIS単体では、ラスタを用いた解析がほとんど出来ないですし、使いこんでいくうちに色々と不満が出てくると思います。

そこで、代表的な2つの拡張機能について、ごくごく簡単な説明を掲載しておきます。

●3D Analyst
・TIN(三次元のポリゴンデータ)を作成できる。
・TINに航空写真などを貼り付けて、鳥瞰図を作成できる。
・複雑な分析はできない。

●Spatial Analsyt
・鳥瞰図のような3次元空間的な表現はできない。
・各種データをラスタとして重ね合わせて解析できる。
・標高などのデータを読み込んでグラデーション表示したり、コンター図を作成したりできる。
・ちょっとした分析を行おうとすると必ず必要となるオプション。

とりあえず、ArcGISをお使いの方で、エクステンションを購入する予算がある場合には、汎用的で使い勝手の良いSpatialAnalystを買うのをおすすめしておきます。

スプラインをポリラインに変換する

AutoCADのデータは、ArcMapで「データの追加」から簡単に読み込むことができるのですが、ときどき、コンターなど認識してくれない線があったりします。

その原因の多くは「スプラインが使われている」事です。

ArcGISはスプラインをサポートしていませんので、元のCADデータにスプラインが使われている場合は、AutoCAD等で、そのファイルを「R12形式のdxf」に保存しなおせば、ArcMapでも表示可能になります。

ただし、splineがポリラインに近似変換されるため、データ量が非常に増えます。

ArcMapで作った地図の縦横比が合っていない気がするときは

GISでは、いろいろな投影法を使って地図を表現できるため、同じデータであっても投影法によって、地形の見え方が変わってしまいます。

小学校などで習ったメルカトル図法や正距方位図法などを思い出すと、地球を表現するためにいろいろな手法があり、手法によって大陸の見え方が異なる事が分かりやすいかと思います。
GISにおいても、投影法が適切でないと「縦横比があっていない」「なんで歪んでいるんだ?」と感じる地形図になってしまいますので、地図の縮尺にあった座標系データを指定しましょう。

たとえば、縮尺が「1000分の1」や「1万分の1」など場合は、平面直角座標系。
「20万分の1」などの場合は、UTM座標系。
全世界を相手にするときはWGSなど、好みで決めるとよいかと思います。

平面直角座標系やUTM座標系の割り付けは、地図センターの画像http://www.jmc.or.jp/faq/map/h_utm.html がわかりやすいです。

ArcGISで基盤地図情報の数値標高モデルを使う

基盤地図情報にて、全国の地盤高データを整理した数値標高モデルが公開されています。
http://fgd.gsi.go.jp/download/

10mメッシュ標高は1/25,000地形図の等高線データ等を基に作成したもので全国津々浦々が整備されています。
5mメッシュ標高は航空レーザ測量や写真測量によって作成したもので、都市部など一部が整備されています。

しかし、基盤地図情報で公開されているファイルは、JPGIS形式であるため、ArcGISで直接扱うことはできません。

そのために同ページで閲覧・変換ソフトが公開されているのですが、とても残念なことに、同ページにある基盤地図情報閲覧コンバートソフトは、数値標高モデルをシェイプファイルやラスタファイルに変換することができない、ちょっと残念な仕様です。

『基盤地図情報(縮尺レベル25000)の標高点(数値標高モデルを除く)』を使ってもよいのですが、数値標高モデルの方が必要な分だけダウンロードできてお手軽です。

参考:地図センターでは、基盤地図情報(数値標高モデル)変換サービスというものを1メッシュあたり280円で行っているようです。上手いというか、何というか・・・。

そのため、ESRIで公開している基盤地図情報変換ツールを使う必要があります。

以下、ダウンロード&インストール方法。

  1. JPGIS2.0形式の数値標高データをダウンロード(GML形式は未対応)
  2. ESRIのホームページよりファイルをダウンロード
  3. BMapConvInstaller.zipを適当な場所に解凍し、フォルダ内のSetup.exeを実行してインストール。
  4. ArcMapかArcCatalogを起動し、[ツール] メニューの [カスタマイズ] をクリック。
  5. [コマンド] タブをクリックし、[Japan Utilities] カテゴリの [コマンド] 一覧に「基盤地図情報変換ツール」コマンドが表示される。
  6. [コマンド] リストから「基盤地図情報変換ツール」コマンドをドラッグして、任意のツールバーにドロップ。

ArcGISで標準地域メッシュを使う

ArcGISで地域メッシュを使う場合、ESRIホームページに公開されている『標準地域メッシュ・ポリゴン作成ユーティリティ』でメッシュを作成するのが手っ取り早いので、ダウンロードしましょう。
ただし、サポートに入っていないと上記ユーティリティのダウンロードができません。

1次~3次メッシュのダウンロード(有料サポートに入っていない方向け)

  • 3次メッシュ(地域標準メッシュ)は統計局e-statから1kmメッシュとなっているものをダウンローすればOKです。
  • 1次メッシュ・2次メッシュが必要な場合は、上記データを用いてディゾルブすればOKです(MESH1_ID・MESH2_ID・MESH3_IDというフィールドが付いてます)。

4次メッシュのダウンロード

  • 上記ユーティリティは、1次メッシュ~4次メッシュまでしか対応していません。
  • 4分の1地域メッシュ(5次メッシュ)であれば、murakami_takさんのホームページで公開されていますので、必要な方はダウンロードするとよいかと思います。
  • それより細かいmeshが必要な場合には、公開されているデータはないようなので、プログラムを組むなどして自作する必要があります。
  • 10分の1地域メッシュ(約100m間隔)が必要な場合は、国土数値情報で公開されているメッシュ情報付きシェイプファイル(たとえばこれ)を流用すればよいかと思います。

地域メッシュについての簡単な説明

  • 地域メッシュとは、統計に利用するために、緯度・経度に基づいて地域をほぼ同じ大きさに区切ったもので、日本工業規格(JIS X 0410 地域メッシュコード)で位置の決め方や番号の決め方が定められています。詳しく知りたい方は、日本工業標準調査会のHPを見てください
  • 第1次メッシュは20万分の1地勢図の区画に用いられている。緯度差40分、経度差1度、1辺の長さは約80km。
  • 第2次メッシュは2万5千分の1地形図の区画に用いられている。第1次メッシュを64分割(緯線方向及び経線方向に8等分)してできる区域で、1辺の長さは約10km。
  • 第3次メッシュは標準地域メッシュと言われるもの。第2次メッシュを100分割(緯線方向及び経線方向に10等分)してできる区域で、1辺の長さは約1km。
  • 第4次メッシュ(2分の1地域メッシュ)は、標準地域メッシュを4分割したもので、1辺の長さは約500m。
  • 4分の1地域メッシュは、2分の1地域メッシュをさらに4分割したもので、1辺の長さは約250m。
  • 8分の1地域メッシュは、4分の1地域メッシュをさらに4分割したもの