ArcGISの動作がおかしくなったら試すべきこと

ArcMapが起動しなくて困った、変なエラーが表示される、動きが遅くなってきたといった症状が出た場合は、下記ファイルを削除してみると改善する場合があります。

C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\ESRI\ArcMap\Templates\Normal.mxt

Normal.mxtは、カスタマイズした情報を記録したテンプレートファイルですので、このファイルを消去するとボタン配置などが初期設定に戻ってしまいますが、わざわざソフトを再インストールするよりも格段に楽です。
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複数の画像を結合させる

ArcGISでは、座標さえ正しく指定されていれば何枚でもラスタ(例えばgeotiffやjpegなどの画像ファイル)を正しい位置に配置することが出来ますが、処理の都合上、ラスタを合体させたい場合には、モザイク処理を行います。

普段の生活で”モザイク処理”というと、”公然と見せてはいけないものをぼかす”ような処理を想像してしまいますが、GISでは複数の画像をくっつける処理のことを言います。
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頻繁に使用する座標系を指定しやすくする

シェイプファイルやラスタなどに投影座標系が指定されていない場合、正しい位置に配置するには、それと思われる座標系を指定するのですが、扱える座標系がなまじ多いため、階層が深く探しにくいです。

じつは、ArcCatalogでは、測地系をコピーしたり削除したりできますので、よく使う座標系は、すぐに選択できるように複製しておくと作業効率を上げることができます。
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ジオメトリ変換ツールがバージョン2になりました

ESRI社で作っているArcGISの外部ツール、ジオメトリ変換ツールがバージョン2.0になっていました。

新しい機能が複数追加され、今まで『ET Geo Wizards』などを使わなければ出来なかった処理が、一部でも純正ツールで出来るようになったのは良いですね。
ただ、例えばポイントを包含するポリゴンを作成できるようになったのは良いのですが、原バージョンではその精度(折れ点の数や距離)を指定できなかったり、もう少し内容を詰める箇所はあると思いますが。
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表示範囲内のデータに関する凡例のみを表示する

例えば東京都全域の植生図データを基に渋谷区分のデータを出力するなど、ArcGISで元データよりも狭く限定された範囲のみを印刷する場合、画面には表示されていないが元データに含まれる項目も凡例に表示されてしまい、とても邪魔に感じることがあります。

その場合、下記のプログラムをインストールしましょう。

Legend Limiter
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凡例が横長になりすぎるため、項目名を改行させたい

ArcGISは、CADやイラストレーターなどと違って、配置したオブジェクトの凡例を自動で作成してくれるため、人に見せる資料を作成するときに、大変便利です。

しかし、凡例に表示したい文字列が長すぎると、凡例が横長になり格好悪くなります。困ったことに、ArcGISには凡例の文字列を折り返して表示する、という機能が付いていないため、カスタマイズしていないArcGISでは、我慢して小さい文字に縮小する、我慢して横長のまま我慢する、という困った2択しかありません。下記のスクリプトを使うと、凡例の文字列を適切な長さで改行することができるようになりますので、試してみましょう。
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ArcGIS9.3は12月発売予定

ESRIジャパン GISインフォメーションメール  2008年10月2日号より

◆ArcGIS 9.3 12月にリリース! ◆

 ArcGISの次期バージョン9.3が、12月に国内販売開始予定です。
 操作性、周辺テクノロジ(Microsoft Virtual Earth 、Adobeなど)
 への親和性向上により更に使い易くなったArcGIS。データラインナップの充実、


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